空室対策
地域密着だからできる空室対策
地域密着型の不動産会社である株式会社きめたハウジングは、地域の特性や入居者ニーズを的確に把握し、それに応じた対策を講じることで、効果的な空室対策を行っています。 本記事では、賃貸市場のライフサイクルや人口推計、入居者動向などを踏まえ、地域に密着したアプローチによる空室対策の方法を詳しく解説します。
2024.10.11空室対策
2020.09.11
満室の窓口
今回は、空室対策に欠かせない「デザイン理論」についてお話しさせて頂きます。
空室対策の一環で物件の価値を高めるためには「デザイン」が大切です。
大家さんの好きな色を取り入れれば良いと思ってらっしゃる方も多いと思いますが、実はデザインには法則があります。
そしてその法則を守ることにより、空室対策としてお部屋の価値を高めることができますので、その点についてお話しさせていただければと思います。
デザインは見た目も重要ですが必ず、理由があると言われています。
この理由は、デザインの理論武装とも呼ばれ、コンセプトや戦略につながる重要なものになります。
空室対策におけるリノベーションを行うときも、どのようなターゲットにどのような色を使ってどのような設備・間取りにするかのデザインを決めて対策を行わなければなりません。
デザインにおける一つの重要なポイントとして色というものが挙げられます。
内観のデザインにおいて、さまざまな色を使っていきますが、その中でデザイン性のある色とデザイン性のない色というわけではなく色の効果や組み合わせを理解することが重要になります。
そして「色の持つ力を理解する」こともデザイン性を高める手法の一つとなります。
色の持つ力には各色で様々な効果があります。
そしてその色の効果を上手にお部屋に生かしていくことが重要となってきます。
色の効果について、いくつか例を見ていきましょう。
◯ピンク
・人を優しい気持ちにさせる
・緊張を和らげる
・優しい気持ちになる
・心も体も若くなる
例えば、アメリカのカリフォルニア州にあるサンタクララ刑務所では、無機質な壁の色から、優しいピンクに塗り替えたところ、囚人同士の喧嘩の発生率が下がったそうです。
◯オレンジ
・快活
・陽気
・楽しさ
・積極性
火性のいろに分類されるオレンジは「太陽の象徴」、赤のエネルギーと黄色の軽快さを合わせ持ちます。
◯レッド
・活力
・興奮
・熱
・暖かさ
・食欲増進
赤は活力や食欲を増進させる、時間を早く感じさせるなど、アクティブ印象を与える色です。
気持ちを高める効果があるので、勝負所で赤いものを身につける人も多いのではないでしょうか。
アメリカの大統領選挙では赤いネクタイの着用率が一番高いそうです。
◯イエロー
・集中力発揮
・判断力向上
・記憶力向上
・気分が明るくなる
黄色は有彩色の中で最も明るい色です。
昼夜問わず認識がしやすい注意喚起の色としてもよく使われます。
◯ブルー
・感情鎮静
・集中力向上
・時間経過を遅く感じる
・睡眠を促進する効果
知的、落ち着き、信頼感、誠実といった印象を喚起させる青は、企業のコーポレートカラーとして使用されることが多い色です。
また、空や海、水を連想させるため、爽快感を演出させる場合にも効果的です。
一方で、悲しい、冷たいといった、気分を沈めてしまう場合もあります。
◯パープル
・高質
・気高い
・インスピレーションと
・癒し
・直接的な表現力
・想像力を豊にする
上品さや神秘的な印象を持つ紫は、敷居の高さや特別感をイメージさせる色として効果的です。
また、優雅さや妖艶な大人の女性をイメージさせるにも効果的といえます。
一方で、不安な印象を持たせる効果もあります。
上記のことから、芸術家がアトリエで使ったりしています。
◯グリーン
・心や身体の疲れを癒す効果
・鎮静作用で緊張を緩和する効果
・リラックス効果
・穏やかな気持ちを与える効果
緑は目に優しい色で、集中力を維持でき、リラックス効果もあります。
◯ホワイト
・純粋
・清潔
・潔白
・緊張を与える
・実際よりも物を軽く感じさせる効果
・汚してはいけないと思わせる効果
・気分を一新する効果
・広さを感じさせる効果
信頼感や清潔感など、クリーンなイメージが大きいです。
白い壁は白が持つ明るさと光の反射が相まって部屋を明るい印象になります。
◯ブラック
・強さ
・圧力
・権力など力を感じさせる
・高級感を与える効果
・老化を促進させる効果
黒を使用した例として、テレビなどがありますが、黒が持つ重厚感が、高級感を感じさせます。
◯ブラウン
・大地や木など自然な印象
・安定感、安心感
・アンティーク
・シック
・古風で落ち着いた雰囲気
茶色は自然を感じやすく、温もりや居心地の良さが伝わります。
常に身近に存在しており、暮らしの中に溶け込んでいる色になります。
色相環で隣り合った色を組み合わせた配色を使ってまとまりを出す一つの手法になります。
隣り合った色どうしなので統一感が出て、柔らかい印象になります。
補色とは・・・?
カラーチャートで反対側にある色をお互いの「補色」と呼びます。
補色を差し色に使うと綺麗にまとまります。
つまり反対側にある色を一部使うといったイメージとなります。
例えば赤色がベースの色であれば反対側の緑色を差し色として加えることでデザイン性を高めることができます。
例えば、青、ピンク、緑、黄色、オレンジなど複数の色を無闇に足してもバランスの悪い印象になってしまいます。
そこで活用するのが先ほどからご紹介している「マンセルの色相環」です。
隣り合う色を使うとまとまりのある色合いになります。
つまり同系色を組み合わせることにより、バランスの整った配色となります。
少ない色でお互いの色の相性を見ながら、色を決めていく必要があります。
リノベーションにおける色の効果について紹介いたしました。
ご紹介した、各色の効果や同系色での組み合わせ、補色による組み合わせなど、さまざまな効果を使ってターゲットを絞った物件や、万人に受ける物件にできます。
また、こちらの効果を踏まえ組み合わせていくことで賃貸のお部屋のデザイン性を高めることができますので是非とも今後の空室対策の一つの手法としてご参考にしていただけますと幸いです。
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