空室対策
家賃設定を間違えるな!周辺相場に負けない適正家賃の決め方と見直しタイミング
不動産経営において「家賃の設定」は、最も重要な要素の一つです。 今回は、“経営の根幹”ともいえる家賃の「適正な決め方」と「見直すべきタイミング」について、実践的なポイントを解説します。
2025.04.17空室対策
2020.09.16
満室の窓口
アパート経営での空室増加はオーナー様の最大の悩みかと思います。
入居率の低下そして家賃収入の安定がなければアパート経営自体が続かなくなってしまいます。
空室対策の一つとしてリノベーションがあります。
お部屋の価値を高め周辺のライバル物件より魅力的なお部屋にするリノベーションは、多くのオーナー様が実践しています。
今回は、そんな満室の窓口から実際のリノベーション事例を交えながら、ご紹介をさせていただきます。
「リノベーション」ってなんとなく理解している方も多いかと思いますが、そもそもリノベーションってなんなのでしょうか?
リノベーションの本来の意味は、新品に取り換えるだけでなく、デザイン・間取りを含めて物件に新たな価値を見出すことです。
和室3部屋+DKの3DKの物件を間仕切りを撤去して洋室化し、洋室1部屋のワンルームにすることも可能です。
今と昔では生活スタイルが変わり魅力的に感じる間取りが変わってきています。
間取りごとデザインに組み込むことによりリフォームよりデザインの幅が広くなります。 例えばこんな風に。
建物は当然、経年劣化していきます。
当然ですが入居希望者は、家賃や立地が同じようであれば、新築物件の方が時間が経過した物件より人気は高く、オーナー様にとってはこのままでは家賃収入が得られなくなってしまいます。
リノベーションで築浅物件に負けない、デザイン、性能を上げた物件を得ることによって、入居率アップ、場合によっては家賃アップの可能性も出てきます。
この家賃収入が低い期間を短くできれば、オーナー様にとって空室対策におけるリノベーションの最大のメリットになります。
ライバルと差をつけることが大切です。
リノベーションとリフォームの明確な定義はありませんが、「リノベーション」は上記にもありましたように、新品に取り換えるだけでなく、デザイン・間取りを含めて物件に新たな価値を見出すことです。
これによりオーナー様への家賃収入のアップに繋がります。
一方、「リフォーム」は本来の意味で言えば、元の状態に戻すことを意味します。
もちろん、設備が老朽化していれば新品に交換することもありますし、クロス(壁紙)や床材がダメになっていれば張替えることになるでしょう。
その際に、元のグレードやデザインと同等品程度を選ぶのが「リフォーム」の一般的な意味です。
日頃から顧客ニーズに目を向けて空室対策をしているのであれば、元の状態に戻すリフォームでも十分空室対策になっているでしょう。
物件に応じてリノベーション・リフォームを選択するのが適切です。
今回は、築46年の元県営団地をコンクリート打ち放しのリノベーションに仕上げた事例をご紹介いたします。
・築46年
・RC造
・3LDK
外観の劣化も激しくとにかく人気のない物件でした。
立地についても金沢駅から車で南へ20分の立地でエリアとしても人気のない場所でした。
また間取りですが、LDKが10.5畳、和室が3つ、水回り(キッチン・トイレ・浴室・洗面台)も狭く劣化が激しい状態でした。
古いなという印象を持ってしまいますね…
今回は、「既成概念を壊す」といった目的でリノベーションプロジェクトを開始しました。
本来は、お部屋に必要な壁・床・扉ですが、今回はコンクリート打ち放しで、広いワンルームにするため、壁・床・扉は作らない方向でプランニングしました。
海外では大きなワンルームやリビングは人気でして、最近では、日本でも人気があります。
それでは実際に作ったコンクリート打ちっぱなしの団地のお部屋をご紹介させて頂きます。
間取り図
特徴としては、大きなお部屋にパレットを設置したのがポイントになります。
事前のプランニング通り、床・壁・天井は全てコンクリート打ち放しに仕上げました。
キッチンに関しては劣化が目立っていましたが、キッチン扉は塗装し、取手もメッキタイプに取り換え、既存のキッチンはそのまま使用し、表層的に綺麗にしました。
パレットは入居者のライフスタイルに合わせて移動が可能ですので、様々な形にカスタムすることができます。
こんな自由自在なお部屋、なかなかありませんよね。
パレットは自由自在に移動可能です。
キッチンは表層だけきれいにしました。
例えばこんなインテリアに。
こちらの物件名、ネーミングも変更いたしました。
住む人、それぞれが自分らしく楽しく満足できる団地をみんなで作っていけたらという想いで、「CONTENTO=嬉しい、満足」という建物名にしました。
ロゴタイプに関しては、優しく嬉しい印象を出すため、CとOは正円に、角は優しくアールを取りました。
物件名を変更するというのも空室対策における有効な手法と言えます。
アパート経営における空室は確かに難しく厳しい問題ですが、リノベーションを行い資産価値を高め、入居率、家賃をアップさせるチャンスでもあります。
そのためにも税引き後のキャッシュフローをしっかりと把握したうえで、リノベーションの計画を立てておくことが重要になります。
今回ご紹介した事例以外にも、リノベーション事例を紹介した動画がございますので下記の動画より是非一度ご覧いただければ幸いです。
また、空室改善によるリノベーションでお困りごとがあれば、是非一度満室の窓口までお問い合わせください。
↓関連動画はこちらから
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