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満室の窓口
【 労働収入から権利収入へ 】
下に表したのは、ロバート・キヨサキ氏の著書、『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』で取り上げられている、世の中のお金の稼ぎ方を大きく4つのパターンに分類した図です。
これを見ながら、効率的な働き方を考えてみましょう。
左側の「従業員」や「自営業者」は、労働時間と収入が比例していく職業であることがイメージできます。
労働時間が増えれば収入は増え、逆もまた然りです。つまり、これらの職種では、収入が増えることは自由な時間の減少を意味します。
対して右側の「ビジネスオーナー」や、「投資家」は、一旦仕組みを作ることで、何度でもお金が入ってくるようにする職業です。
この場合は、収入が増えるほど労働時間が減り、自由な時間を多くもつことができます。
これをまとめると、前者は「労働収入」、後者は「権利収入」と呼ばれます。
「権利収入」には、不動産収入や印税、特許などが含まれます。
年老いて働けなくなってからも、権利収入であれば労働時間とは関係なくお金が入ってきますから、理想的なかたちですよね。
【 不動産投資のメリット・デメリット 】
そうは言っても、どうやって権利収入を得ればいいのでしょう。
方法はいろいろありますが、私が選択したのは不動産投資でした。
下に、不動産投資のメリットとデメリットを紹介しています。
不動産投資の場合は、不動産を担保に銀行から融資を受けられます。
小さな元手でも、大きな収益を得ることが可能です。
また、現金で資産を保有するよりも、不動産にしておくことで相続税対策にもなります。
株は会社が倒産すると紙切れになってしまいますが、不動産なら必ず土地が手元に残るので安心です。
金のように相場の変動が激しくなく穏やかですし、過去の賃貸経営のケースから、ある程度のリスクが予測できるのもメリットといえます。
デメリットとしては、他の投資と比べると、不動産の場合は即日の現金化が難しく、流動性が低いことや、金利上昇、家賃滞納、空室、賃料下落、災害などのリスクがあることが挙げられます。
特に、不動産投資の場合は借入をしながら規模を広げていくという特性上、金利が上がるとせっかく得た家賃収入が借入の返済でほとんど取られてしまう…ということになりかねません。
そのほか、分割がしづらいことや、購入した後に物件が値下がりし、そのまま売ろうにも残債を補うだけの現金が用意できず売れない、塩漬け物件になるケースも考えられます。
ただ、他の投資に比べ、不動産の場合は先の予測がしやすいことが、大きな魅力と言えるでしょう。
メリットとデメリットをしっかり把握して、正しい投資を行いたいですね。
次回は、これらをふまえた、不動産投資のポイントについてご説明させていただきます。
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